TFTの発見と進化
思考場療法®(TFT:Thoght Field Therapy)は、米国の臨床心理学博士 ロジャー・キャラハン博士(Dr. Roger J. Callahan Ph.D.)により開発されたました。
1979年、深刻な水恐怖症クライアント、メアリー治療を実施していました。どの位深刻かと言うと、短時間のシャワーですらストレスになるほどで、雨が降ると恐怖のため家から一歩も出られないほどの深刻さです。
ある日、治療の一環として、プールのそばで治療を始めたのですが、彼女はひどく動転していたこともさることながら、「みぞおちに響くんです。」と身体症状を訴えました。
その頃、キャラハン博士は、中国医学についても通じており、試しに、胃のツボである目の下を指さしながら、「ここを叩いて(タッピングして)ください。」と伝え、メアリーは言われた通りにタッピングしました。
その瞬間、大変な事が起こったのです。
メアリーは、「なくなった!」と言い、飛び込みそうな勢いでプールに近づき、水を触り始めたのです。
この事件がTFTの始まりとなりました。
現在のTFTは、利用するツボやパターンなど、ほぼ確立されたものになっており、中級レベル以上のセラピストであれば、クライアントの抱える問題をほぼゼロの状態にすることができます。
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