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難しい時代


日本の経済は高度成長期から成熟期に移行し、企業での対応が難しい時代になっています。

 

これまで、成長期の時は、早く、たくさんの物を作れば、売り上げが上がり、利益が残っていたのですが、消費は多種・多様化し、価格が下落する事で、利益を残しにくい状況になっています。さらに、海外の出来事一つで、大きなとばっちりを食う時代となってしまっています。

また、将来には、避けられない「人口減=絶対的な消費量の減少」が待っており、ますます、企業活動そのものが難しい時代になってきます。

 

そんな現代社会においては、物を売るにも、ちょっとしたアイデアで上手に販売する事や、発想の転換で仕事の効率化を図っていくなど、あらゆる面において、からに移行する事が避けられません。

そんな現代社会において、企業では、発想豊かな人材が必要不可欠です。

 

on_stress一方で、社員の方を見てみると、これまでの時代では、長時間・勤勉に働けば、それに比例して収入が増えていたのですが、成果主義の導入が増えていることからもわかるように、時間や量ではなく、質や結果を求められるようになっています。

にも関わらず、スピードの時代ゆえに、メールの処理に追われ、優先順位をつけようもないような作業がどんどん振ってくる環境に加え、人間関係の問題も大きくのしかかり、(昔のストレスとは種類の異なる)ストレスに囲まれた中で働いておられるのですから、モチベーション維持は、相当に難しいことだと思います。

 

また、収入が時間に比例するのではなく、結果に比例するわけですから、時間制の労働の時は、仕事が終われば頭を切り替える事ができたのですが、成果制になると、就業時間が終わって家に帰っても、頭の中は考え続けている(不安感だけが回っている場合もある)ことも多くなります。

あまりに過酷になると、休職する人も出てきて当然の状況で、今や、個人の性格や能力だけでは片づけられない問題となっているのではないでしょうか。

 

特に、優秀で勤勉、かつ、能力の高い人に限って、ある日突然、不調を訴え、休職に追い込まれる傾向があるように感じられます。(もちろん、優秀な人に仕事が集まってしまう事も原因とは思いますが、責任感が強い分、限界まで頑張ってしまうのでしょうね。)

この状況では、豊かな発想で企業や社会の問題を解決していくのは難しくなる事が容易に想像できます。 また、人間関係から、いいアイデアを持っていても、言い出せない人もたくさんいます。 社員は、企業活動の根幹を支える人たちであり、発想の源ですので、企業にとっての社員のストレスケアは、とても重要な位置付けへとなってきています。

 

社員が能力を発揮する事が、企業の成長に大きく関わっていますので、そんな時にもカウンセリングは有効です。

 

活き活きと社員に働いてもらうために「活き方のヒント」が役にたつでしょう。特に「自分を活かすカウンセリング」の記事では、行動とマインドセットの関係や企業におけるマインドセットの重要性について記載していますので、ご参考にしてください。

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