現象論から科学的に確立されたTFT
○○○○サスペンス劇場といったドラマ番組を見た事があるでしょうか?
「ご主人が○○でご遺体で発見されました」と伝える刑事。それを聞いたご婦人は、その場で姿勢を崩して座り込む。
よく出てくる場面です。(こういった場面の時は、往々にして和服の女性の場合が多いように思えますが・・・)
この例ほど、あからさまではありませんが、人は、心理的に受けた影響(食べ物の影響を受ける事もあります)に対して身体の力の入り具合が変わります。
こういった現象は、アプライドキネシオロジー(Applied Kinesiology:AK)と呼ばれる筋肉反射などに関する学問で研究されています。カイロプラクティックのテクニックの一つに組み込まれていたり、指の力の入り具合で診断するO-リングテストなどにも応用されています。
TFTもこの研究の成果を応用しています。
ツボをタッピングする事に関しては、「心理的に問題のある患者が胃の不快感を訴えた時に、胃の治療ポイントであるツボをタッピングした時に、心理的な問題まで解決してしまった」という現象の発見(関連書籍等にも記載されています)が始まりでした。
この発見以降、心理的問題と力の抜け具合(AKの技術)、それと、特定のツボをタッピングすると力の抜け具合が改善する現象(東洋医学の技術)に着目し、うつ症状や不安感、極度の緊張といった心理的な問題など、これらの事を考えた時に感じる気分や感情ごとに、タッピング箇所やパターンの臨床試験を繰り返し、有効性が認められたタッピングパターンをまとめたものが、TFTアルゴリズム・レベルの技術となっています。
つまり、TFTは、現象論から、科学的手法を用いて確立されてきた技術という事になります。
TFTアルゴリズム・レベルでは、手順がパターン化されているので、セルフケアとして気軽に使えるものとなっています。ただし、効果的に使うには、心理的な問題になっている感情や気分になる事(チューニングと呼びます)が重要で、セルフケアで効果の確認ができない方は、一度、専門家に相談される事をお勧めします。(個人にパターンがあっていない場合も効果が確認できない事がありますので、その際は、中級以上の専門家にご相談ください。)
中級の専門家になると、タッピング・ポイントごとに、身体の力の入り具合をチェック(診断)した上で、個人に応じたタッピング・パターンのアドバイスをする事も可能になります。
上級になると、声で判断する技術も習得していますので、電話やスカイプなどのビデオ通話でも対処可能となります。
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