花粉症等アレルギー症状解消の可能性
花粉症のように、季節によって症状がでるものから、数年にわたって、もしくは、一生を通じて症状がでるものまで、アレルギー症状は、非常につらいものです。
プロフィールにも書きましたが、私自身も3年間もの間、蕁麻疹と戦った経験があります。
アレルギー症状を引き起こす原因は、通常は身体が敵とみなさない物質を身体がかってに異物と判断し、その結果、ヒスタミンが大量に放出される事によるものです。このため、服用薬で対処する場合は、抗ヒスタミン剤などが使われます。
花粉症対策の目薬などにも入っていますね。
上記では「原因」と書きましたが、あくまで生物学的・科学的な現象論としての原因で、さらに遡って根本原因を考えると、主だったものとしては、次の2つであろうと思います。
- アレルギーを引き起こす物質の過剰摂取の蓄積による過敏反応
※これをバレル効果といいます。摂取する物質によって、これまでの摂取量を測るバケツのようなものがあり、その許容量を超えると少量でも過敏反応が起きるというもの。 - ストレス
バレル効果によるアレルギーについては、腸が関連している可能性が高いと感じています。
「まだ、不衛生であった昔のように、腸にサナダムシを飼うとアレルギーがでなくなる。これは、現代社会が清潔すぎるので、ちょっとした異物でも敵としてみなしてしまうためで、腸に異物を置いておく事で身体が異物に対する反応を和らげることができる。」といった事を言われる医師もいらっしゃいますし、腸内の善玉菌を増やせばアレルギーが改善していくと言われる方もいらっしゃいます。また、赤ちゃんのアトピーなども、内臓の機能がまだ完全に出来上がっていないため、摂取物がちゃんと分解されずに腸まで届くことによりおこる場合もあるなど、腸に関連する事が多いですね。
普通に考えれば、腸は栄養を体内に取り込む機能でもあるのですが、なんらかの理由により、有害・無害なものを選別して吸収する機能がきちんと機能していないと、身体に異常をきたして当たり前で、腸のトラブルがアレルギーと関連している可能性はあるでしょう。少なくとも、腸の状態を正常な状態に保てば、異物を体内に取り入れてしまう事によって、バレルが満杯になる事を防ぐ事ができることになります。
「止まらない鼻水を3分で止めた」時もそうだったのですが、TFTを使ってアレルギーに関連する対処をする場合には、腸に関連するツボが出てきます。もちろん、他の複合的な問題も関連していますので、腸に関連するツボだけで解消できるわけではありませんが、診断すると必ずそのツボが出てきます。また、「アレルギー症状がでるほどではないが、強い香水の香りをかぐと、気分が悪くなる」といった外部からの刺激による気分の反応にも効果があります。
もう一つの根本原因であるストレスについては、因果関係が科学的に完全に証明されているわけではありませんが、アレルギー症状の原因の一つになっているであろうと、一般的には予測されています。少なくとも、アレルギーで病院に行った時に、原因がわからない時は、医師に「きっとストレスが原因でしょう。」と言われる事も多いのではないでしょうか?
私が蕁麻疹を発症していた頃は、1か月260時間位は就業する事が続いており、それ自体は若かった事もあり苦痛ではなかったのですが、「急がなければならない仕事」・「次の製品のための設計・検討・他部署への指示」など、時間を急がされ、かつ、緊張が連続する職種でもありましたし、その他、家庭でも子供が生まれる事による環境変化などあって、知らないうちにストレスが溜まって、身体が悲鳴をあげたのでしょう。
悪い事に、蕁麻疹の場合は、掻けばかゆい場所が広がる上、かゆい事自体がさらにストレスになります。原因(物質)もわからず、対処としては抗アレルギー薬の服用でコントロールするしかなく、強烈な眠気と戦いながら仕事をしていた事を覚えています。
今であれば、TFTを知っているので、もっと楽に対処できていただろうなと考えています。
このように、TFTは気分に関する問題だけでなく、身体の痛みの他、アレルギー症状の緩和・解消にも有効になる可能性があります。もちろん、アレルギーの原因がストレスにある場合も多いようで、TFTでストレスを解消することが、結果的にアレルギーを解消することにつながる可能性もあります。
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