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イメージが未来を作る


野球バッティングスポーツの世界において、イメージトレーニングが重要な位置を占める事は、よく知られています。

 

あらかじめ、良いイメージをシミュレーションする事で、実際のトレーニングや試合の時に、うまく動けるようになります。ある意味、アプライド・キネシオロジーの一つとも言えます。

 

イメージトレーニングは、実は、スポーツだけに限った事ではありません。学業やビジネスの現場でも活用できます。

 

良い結果を生むイメージトレーニングの対極に位置するのが、トラウマや過去の失敗体験をイメージすることです。

 

怪我スポーツの場合、サッカーであればゴールを外してしまった記憶、野球であれば大事な場面で空振りをしたり、捕球ミスをしたりといったイメージです。酷い場合は、怪我の記憶などもあるでしょう。

 

練習や試合の時以外に、こういった記憶を思い出すと、それは、失敗するためのイメージトレーニングをしているようなもので、イメージトレーニングがよく効いて!?、練習や試合の時にイメージした失敗が現実化します。

 

これでは、試合の前にすでに負けているようなものです。

 

優秀なスポーツ選手は、試合の現場では、その時の失敗はなかった事のように忘れて、次の一球(球技の場合)に集中するそうです。テニスであれば、前のサーブが入らなかったとしても、ゴルフであれば、前のホールでパットが大幅にオーバーランしたとしても、次の一球は、良いイメージをよみがえらせて、淡々とその一球に集中します。だから、追い込まれても巻き返す事ができるわけです。

 

学業の場合は、点数が悪くて親に怒られた記憶が思い出されるようであれば、頑張っても点数は上がらないし、誰に褒められるわけでもないと考えてしまい、結果もそのようになります。「わからない」「面倒くさい」から始めるよりも、「自分はできるんだ」という所から初めて、不明な所は勉強する感覚ではなく、調査する意識から始めると、楽な気分で、しかも、より頭に残る学習ができます。

 

ハンコOKお子様をお持ちの方は、例え点数がひどかったとしても、できている所を「あ母さん(お父さん)も知らなかった所を知っているなんて、すごいね」とか「これができるって、かしこいねぇ。これができたんなら、次は、これもできるかもね。」といった感じで、めいっぱい褒めてあげてくださいね。

 

ビジネスの現場でも同じです。

 

前回の交渉では、失敗してしまったので、とても不安。今度もうまいように相手の有利なようになってしまうかも・・・と考えるようでは、交渉する以前に結果は見えています。

 

どんな場合においても、良いイメージを持つことは非常に大事なのですが、人の心はとても弱いですので、過去の失敗や納得できていない結果を引きずっていると、なかなか負のイメージを払しょくする事は難しいですし、意識的にやる場合でも、かなりのエネルギーを要します。

 

「トラウマってどこまでをトラウマと言うの?」の項でも記載していますが、こういった負のイメージは、トラウマとまでは思っていない事でも当てはまります。

 

そんな負のイメージが一瞬で払しょくできるなら、TFTを試さない手はないでしょう。

 

なお、良いイメージは、より具体的である必要があります。具体的にイメージできなければ、単なる妄想となってしまうので、注意が必要です。


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